2008.06.30
日曜日の朝から月曜日の診療開始前まで、救急指定病院の当直でした。
救急隊からの問い合わせが少なからずありました。かかりつけ病院を含めた6つの病院に受け入れを断られた患者さんや、老人ホーム入所中で急変した高齢の方などの受け入れを行いました。
さらに、入院患者さんの2名が急変されまして、1名の方は救急処置(気管内挿管など)で急死を回避できましたが、あと1名の方は残念ながらお亡くなりになられました。いつもの当直の風景なのですが、冷静に振り返って考えると、患者さんの死ぬ瞬間にたまたまめぐりあわせた意味の重さを感じます。
また、はじめて見る当直の医師からお亡くなりになられましたと告げられて、ありがとうございました、と言える方の心情は察するに余りあります。医療従事者はそのような気持ちに十分に応えていかなくてはいけないのだと思います。