2008.07.29
CT検査に関する内容でした。病巣をより良く分かるように手助けする目的で、造影剤を注射したあとにCT検査を行うことがあります(造影CT検査)。造影剤のアレルギーで、不幸にも命を落とす方がまれにおります。本当に必要があるときにのみCT検査を行い、造影剤の使用の要否も十分に吟味し、不測の事態にもいつでも対処できるようにと、一つの検査を行う時に多くの神経と労力を注ぐ必要があります。どんな症状の時でも、何でもかんでも大きい検査をした方がいいと短絡的な考えを持っておられる方(患者さんのみならず医療従事者も)がおりましたら、この機会にちょっと踏みとどまって考えて頂きたいと思います。