2008.11.03
http://www.asahi.com/health/news/TKY200810280002.html
非常に重要な調査結果です。
「終末期医療・介護」に国民全体が注目して、さらに一歩進めて、自分や家族のこととして考えて頂ける社会になって欲しいと思います。
asahi.comの記事
終末期「延命治療望まぬ」37%、16ポイント上昇
2008年10月28日
自分が余命6カ月以内の末期で回復の見込みがない場合、「延命治療は望まない」と考える人が4割近くに上り、5年前より16ポイント増えたことが27日、厚生労働省の調査でわかった。「どちらかというと望まない」を合わせると、7割以上が延命治療に消極的だった。
今年3月、一般国民5千人と医師や看護師、介護職員ら9千人を対象に実施した。5年ごとに行う終末期医療に関する調査で今回が3回目。回収率は46%。
結果では、一般国民で「延命治療を望まない」と答えたのは37%。前回を16ポイント上回った。「どちらかというと望まない」とした人も34%おり、計71%だった。
望まないとした医師は52%、看護師は54%と、一般国民を約15ポイント上回った。
一方、家族が余命6カ月の場合に「延命治療を望まない」とした国民は18%。自分の場合の半分程度だった。
また、終末期医療について事前に意思を書面で書いておく「リビングウィル」の考え方に「賛成」とした国民は62%と、前回より3ポイント、前々回より14ポイント増えている。半面、「書面内容を医師が尊重してくれる」と考える国民は39%。医師は83%が「尊重する」と答えており、認識のずれが目立った。