2008.12.14
風邪症状を訴えて、比較的若い方々が来院するようになっています。いわゆる風邪の薬は風邪症状を緩和するものであって、風邪の根本原因や悪さをする要因をゼロにするわけではありません。いつの時代でも、基本は休む(睡眠時間を十分に確保する)、水分や栄養をできるだけ取ることです。これがうまくいかない場合には、薬を飲んでいても良くなりません。熱さましや咳止めも、病気の期間をいたずらに長引かせる可能性がありますので、本当に必要があると考えられる方にのみ処方するようにしています。
風邪が相当重くなってからでしか休息が取れない、日本の労働環境にこそ大きな問題があるといえるのかもしれませんね。