2008.12.31
http://mainichi.jp/select/science/news/20081224ddm041040039000c.html
薬を処方する時や注射・点滴を行う時には数名の目を必ず通すようにしています。患者さん方の鋭い目も強い味方になります。薬を受け取る時には、自分の目でも必ずご確認下さい。そのような心がけが自分自身を助けます。
医療ミス:血液型を間違え、搬送患者に輸血 男性死亡--大阪
転落事故で重傷を負い、大阪府立中河内救命救急センター(東大阪市西岩田、塩野茂所長、30床)に搬送された30代の男性患者に対し、同センターが誤った型の血液を輸血していたことが分かった。男性は輸血直後に死亡したが、同センターは「搬送時から重篤な状態で、ミスが死因ではない」としている。
同センターによると、男性は20日午前9時15分ごろ搬送された。医師がすぐに輸血をしたが、処置後の同日正午過ぎに出血性ショックで死亡した。男性の血液型はO型だが、輸血した約5170ミリリットルのうち約130ミリリットルはA型の血液だったことが死亡後に判明した。
血液パックには型別に色分けしたラベルが付いているが、管理担当の検査技師が取り違えて看護師に渡し、医師も間違いに気付かなかった。【平野光芳】
毎日新聞 2008年12月24日 東京朝刊