2008.12.30
http://news.livedoor.com/article/detail/3956528/
薬の説明書はあくまで「確認」のためです。疑問のある方は、薬剤師や医師に直接確認するのが筋だと思います。インターネットが使える方は各製薬会社のホームページにアクセスして、薬の添付文書を取り寄せるのが良いと思います。しかし余りに細かい事に神経質になりすぎると、効く薬も効かなくなってしまう(効いていない様に感じてしまう)恐れがあるので注意が必要です。自分の信頼できる医師・薬剤師を見つけておくことが最良の道かもしれませんね。
あまりにお粗末な「調剤薬局の薬の説明書」
2008年12月27日08時38分 / 提供:PJ
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薬局で受け取る「薬の説明書」(撮影:宮本聰) 写真一覧(2件)【PJ 2008年12月27日】- 医者にかかった時に薬局の窓口でもらう「薬の説明書」のなんとおざなりなことかと嘆かざるをえない。誰もが薬局で渡される「薬の名前、薬の写真、服用の仕方、薬のはたらき、注意事項(副作用・相互作用など)が一覧となった薬の説明書」を一度や二度目にしていることだろう。薬に関して素人な患者にとってはとても参考になるものだ。
先日、風邪のため受診した時の説明書をみて啞然(あぜん)とした。薬のはたらきと注意事項欄にはほとんど記載がない。特に注意事項には情報らしきものがないことに驚いた。ちなみに処方された薬の注意事項欄の記載は以下の通りである。
アレロック錠5mg(協和発酵キリン株式会社)
眠気を催すことがありますので、車の運転や危険の伴う器械の操作等は避けて下さい。室温で保管して下さい。
ムコダイン錠500mg(杏林製薬株式会社)
室温で保管してください。
ロキソニン錠60mg(第一三共株式会社)
光のあたらないところで保管してください。
注意書き記載がないということは、何も心配しないで飲める薬ということなのであろう。知人の薬剤師に聞いたところ副作用の心配の少ない薬に分類されるとのことだった。しかし、薬の情報がない説明書に納得がいかず、製薬会社の添付文書を入手し読んでみた。
アレロック錠には、重大な副作用として「肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分行い、異常が認められた場合には服用を中止する」とある。同じく、ムコダイン錠では、「皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症があらわれることがある」、ロキソニン錠でも「消化性潰瘍の既往症のある人へは慎重投与」と記載されている。
どこまで情報を開示するかは判断の分かれるところだが、最低限の副作用情報は記載されて然るべきであり、「薬の説明書」の改善を期待したい。薬剤服用歴管理指導料とは名ばかりなのか。【了】