2009.02.09
http://www.excite.co.jp/News/society/20090204/Cabrain_20449.html
顔を触らないようにすることも、感染症にかからなくするために必要な事のようです。顔に触るのが癖の方にはつらい事かも知れませんね。
CBニュースの記事より
2009年2月4日 18時02分
インフル感染防ぐには「顔を触らない」
「以前は風邪を引いたり、インフルエンザに感染したりしていたが、物や人に触れるたびに手を洗い、顔を触らないように意識したら、感染しなくなった」―。感染症医としてインフル患者の診察をしてきた厚生労働省健康局結核感染症課新型インフルエンザ対策推進室の高山義浩さんは、自らの経験を基に、あらためて「小まめな手洗い」「顔を触らないこと」が感染を予防する上で重要だと訴えている。
2月3日、ぜんそくや腎臓病、がんなどの疾患を抱える人たちの新型インフル対策について話し合おうと、「新型インフルエンザ患者会ミーティング」(主催=「感染症情報国民コールセンター設置と実施に関する研究」研究班)が東京都内で開かれた。
ミーティング中に、ある患者会のメンバーから「呼吸器疾患を患っていると、体力、体質の面で不安があり、新型インフルは非常に恐ろしい。効果的な予防法はないか」との質問が出た。
これに対し、高山さんは「新型インフルの予防法も、通常のインフルと同じ。うがい、手洗い、マスク着用を普段以上に徹底させることが大切」と強調した。「外出している時は、無意識のうちにいろいろな物を触っている。手すりや電車のつり革などを触り、ウイルスが手に付くことも多い。そして、多くの人は無意識のうちに、その手で顔を触っている」と指摘。その上で、「外で何かを触ったら、その手は汚れていると認識し、小まめに手洗いをする。手洗いをした後、何かを触った場合は、その手で顔を触らないようにすること」とアドバイスした。
個人差はあるものの、多くの人は無意識のうちに顔を触っている。米国のある調査によると、10人の被験者を3時間観察したところ、平均で目を7.4回、唇を24回、鼻を16回触っていた。最も多かった人は目を12回、唇を72回、鼻を20回も触ったという。この調査結果を踏まえ、高山さんは「インフルのウイルスは目と口と鼻からしか入って来ない。できるだけ顔を触らないようにして」と呼び掛けている。
高山さんは感染症医として患者と接するようになってから、風邪を引いたり、インフルに感染したりする頻度が高くなった。そこで、「医師として、患者間の感染(院内感染)も防ぐ責任がある。子どものいる自宅にもウイルスを持ち帰ってはいけない」と思い、自分の手にウイルスが付いているかどうかを常に意識するようになり、診察などで物や人に触れるたびに手を洗うようになった。すると、年に4、5回程度の感染が1回程度に減ったという。