お知らせ

  • 救急車の適正利用、本当に理解された?

2009.02.11

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090206-00000001-yom-soci

うづまクリニックのお知らせや私の執筆したコラムでも、救急車の適正利用を呼びかけてきましたので、救急車の出動数が減ったというニュースは喜ばしいと思います。これによって救急病院の先生方の負担が少しでも減り、重症入院患者さんへの集中ができ、結果的に国民の皆さんのお役に立てる医療が行われるようになると思うからです。但し、本来救急車を呼ぶべき重症患者さんが、救急車を利用していないで、命を落としているケースがあるとすると問題です。


救急車の適正利用理解された?出動数、昨年は19万件減る

2月6日0時51分配信 読売新聞

 総務省消防庁は5日、2008年の救急出動件数が全国で510万31件(速報値)となり、過去最高だった07年(529万236件)から3・6%減少したと発表した。

 同庁は、広報活動などで救急車の適正利用が浸透したとみている。

 減少率が最も高かったのは北海道と大阪府で、ともに5.6%減。減少率は東京都5.5%、兵庫県4.6%、京都府4.3%などで、特に都市部で大幅に下がった。大分、宮崎両県のみが微増となった。搬送人数も、07年から4.5%減の468万606人。806の消防本部の8割に当たる639本部で出動が減った。うち438本部が、減少理由として「適正利用の広報活動」を挙げている。

最終更新:2月6日0時51分


http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090119STXKB004219012009.html

「救急車呼ぶ」日中は1割 心筋梗塞の兆候あっても
 胸の痛みや息苦しさなど急性心筋梗塞が疑われる症状が起きた場合、救急車を呼ぶ人は平日の日中ではわずか12%、夜間や休日でも28%だけ―。119番利用をめぐるこんな現状が、19日までに厚生労働省研究班が実施した全国調査で浮かび上がった。

 心筋梗塞は1時間以内に専門医の治療を受けるのが救命の鍵だが、受診が遅れて病院にたどり着く前に亡くなる人が多いとされる。冬は特に発作が多い季節。軽微な症状で救急車を呼ぶケースが増加し問題になっているが、研究班主任で国立循環器病センター(大阪府吹田市)の野々木宏緊急部長は「高血圧や糖尿病などリスクのある人は心筋梗塞のサインを知り、もしもの時はすぐ119番を」と呼び掛けている。

 調査結果は24日に日本疫学会で発表する。

 調査は昨年1月、無作為抽出した全国の市民1200人を対象に、訪問方式で実施した。〔共同〕(13:02)