お知らせ

  • やけどの診療をしています。

2009.02.13

焚き火のところで転んで、左の尻の部分にやけどを負ってしまった方が診察にみえています。毎日消毒に来てもらっています。栄養状態の良くない一部の皮膚は切除させてもらい、新しい皮膚があがってくるように補助します。少々時間がかかりそうですが、いつも通り最後まで責任をもって診療させていただきます。救命センターで勤務していた時は、全身熱傷の患者さんをよく診ていましたので(もちろんそのまま看取ることもありました)、その知識と経験を目の前の患者さんに惜しみなく注いでいきます。
まだまだ寒い日が続きますので、やけどをしないように注意しましょう。

やけどについてのお知らせを書いていましたら、このような記事がありました。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20090211-567-OYT1T00464.html

アイロン余熱にご用心!冷めにくく、幼児やけど相次ぐ
2009年2月11日(水)16:16
 電気アイロンは、使用中だけでなく、電源を切って1時間以上たってからでもやけどをする危険がある。2歳以下の子どもがやけどをするケースが多く、国民生活センターでは注意を呼びかけている。

 同センターは昨年末、市販されている4社10点の電気アイロンの商品テストを行った。電気アイロンと布が接する面(かけ面)が、電源を切った後、どのくらいの時間で冷めるのかなどを調べた。最高温度で200度以上あるかけ面が、やけどをしにくい45度までに下がるのに、最も早い製品で39分かかった。ほかは、40分台が4点、60分台が2点。最も冷めにくい製品は103分もかかった。

 同センターには、2003年4月から08年11月末までの間に、電気アイロンでやけどをしたという事故情報が165件寄せられている。そのうち、10歳未満の子どもの事例が127件あり、特に2歳以下の子どもは102件と全体の61・8%を占めている。具体的な事例として、1歳の男児が電源を切って30分くらい後のアイロンに触ってしまったケースや、6歳の女児が電源を切った後のアイロンに左足をぶつけたケースなどが報告されている。

 同センターは「電源を切ったアイロンは、外見からは高温なのかどうか見分けのつかない場合が多い。使い終わったらアイロンを収納ケースでカバーしたり、子どもの手の届かない場所に片付けたりしてほしい」と話している。


電気アイロンによる子どものやけど事故を減らすために (国民生活センター)