2009.06.15
3月2日の「お知らせ」で紹介した患者さん、3ヶ月かかっても一向に改善が見られなかった、悪臭のする皮膚の感染症が、私どものところに来てもらうようになってほぼ3か月半で治癒しました。抗菌薬(抗生物質)の選択が正しかったことと、初診時に局所の洗浄を十分に行ったことと、感染症治療に目鼻が立ち始めたところで皮膚の再生を促す塗り薬を始めたこと、何といっても信用して受診し続けてくれたこと、これらがトータルでうまくいったものと判断しました。寝たきりの患者さんと比較して、栄養状態の良い方では一度良いほうに循環し始めると、日を追って見違えるように良くなってゆきます。また内科と違って、目に見えるように良くなってゆくのが外科治療の醍醐味であると言えます。もちろん日増しに悪くなってゆく危険もあるわけですが。