2009.04.28
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090422-OYT1T00722.htm?from=top
いつ呼び出されてもいい様に種々の制約の中で過ごしている、神経をすり減らしている訳ですから、実際に呼び出しが無かったとしても、自宅待機に対しての補償を行って欲しいと思います。
医師の当直勤務は「時間外労働」、割増賃金支払い命じる判決
奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医2人が、県を相手取り、夜間や休日の当直などは時間外労働に当たり、手当支給だけで賃金を払わないのは労働基準法に違反するとして、2004、05年分の時間外割増賃金計約9200万円の支払いを求めた訴訟の判決が22日、奈良地裁であった。
坂倉充信裁判長(一谷好文裁判長代読)は「当直時間に分娩(ぶんべん)や新生児の治療など通常業務を行っており、割増賃金が不要な勤務とは到底いえない」として、県に対し、労働基準法上の請求期限の時効分を除く、当直分の割増賃金として、それぞれ736万円と802万円の支払いを命じた。
通常勤務並みという医師の当直勤務を時間外労働と認めた初の判断。産科医の過重労働が問題となる中、全国の病院運営に影響を与えそうだ。
また、坂倉裁判長は、緊急時に備えて医師が自宅で待機する「宅直」については「医師間の自主的な取り決めで病院の内規にもなかった」として、割増賃金を認めなかった。
(2009年4月22日15時15分 読売新聞)