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  • 結核で20代男性死亡 濃厚接触者9人も集団感染 大阪

2009.06.30

http://www.asahi.com/national/update/0625/OSK200906250096.html

これは大変です。箕輪はるかさんは無事に復帰できましたが。
これからは病院に通うことなく、救急で運ばれて初めて結核感染という診断を受ける例が増えていくのでしょうね。


Asahi.comの記事から

結核で20代男性死亡 濃厚接触者9人も集団感染 大阪

2009年6月25日19時26分

 大阪市は25日、同市中央区の飲食店でアルバイトをしていた20代後半の男性が結核に感染して死亡し、同僚や友人ら濃厚接触者9人の集団感染も発生していると発表した。

 市保健所によると、死亡した男性は07年1月から、せきが出始め、昨秋以降、体調をたびたび崩し、仕事を休むことが多くなったため、12月に、勤めていた飲食店をやめた。今年2月10日にせきが激しくなって病院に救急搬送され、結核と診断されて治療を受けたが、同月23日に死亡した。

 市保健所が接触者を調査したところ、同僚、友人3人が発病していたほか、6人が感染していた。9人は通院して治療を受けているという。


http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090629-OYT1T00906.htm

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結核感染、働き盛りの3割は2か月受診せず

 昨年中に国内で新たに結核と診断された患者は2万4760人で、症状がある患者の2割は発症から2か月以上経過してから病院を受診していたことが29日、厚生労働省の集計で分かった。

 患者数は、過去8年連続で1000~4000人の減少を続けてきたが、今回は前年と比べて551人の減少にとどまり、関心の薄さなどから減少傾向にブレーキがかかっている現状が浮き彫りになった。

 新規の患者を年齢別に見ると、免疫力が低下した70歳以上の高齢者が49%を占める。人口10万人当たりの患者数は、大阪市(50・6人)、名古屋市(31・5人)、堺市(28・9人)の順に多く、都市部で目立った。

 また、患者のうち、人にうつす可能性がある感染性患者は39・6%だった。中でも働き盛りの30~59歳は、症状があっても病院になかなか行かず、3人に1人は発症から2か月以上たって初めて病院を受診。家族や同僚などに感染を広げている可能性もあり、同省結核感染症課では「周囲への感染を防ぐためにも、早期受診、治療を心がけて欲しい」と呼びかけている。

 結核は栄養状態の改善や治療薬の普及で、国内の患者、死亡者数ともに年々減少している。しかし、他の先進国と比べると患者数は依然として多く、感染率は米国やカナダの4倍以上になっている。

(2009年6月29日20時20分 読売新聞)